こんにちは!はこぶね建設代表 佐藤です。

鎌倉呼吸住宅プロジェクト 杉・しっくいに次ぐ第三の仕上げ材『い草和紙』の仕上げを行いました。
この素材は市場には流通していない呼吸住宅オリジナルの自然素材になります。

い草和紙の特徴は

① 製造過程において環境に負荷を与えないことを第一に考え、い草と和紙を組み合わせている
② 二酸化窒素、ホルムアルデヒド等の有害物質を吸着し、再加熱されても殆ど再放出しない
③ 空気の湿度を調節する
④ い草の香りには『フィトンチッド』という森の木々が発散しているものと同じ成分を発散している
※これには精神鎮静作用があります

まだまだ色々な効果のあるい草和紙ですが、すごいのは新しくても古くてもその威力に殆ど変化ないと言われるところです!

呼吸住宅にはなくてはならない存在です。

現在、日本の建物で使用されている壁紙は約95%ビニールクロスと呼ばれ、『塩化ビニル』と呼ばれる素材を使用しています。
塩化ビニルは呼吸せず、静電気を発生させるので、ホコリを引き寄せ喘息・アレルギーなどの原因と言われています。

最もわたしが危惧しているのは、ビニールクロスは火災発生時に有害物質を大量に発生させるという点です。
火事発生時における死因の殆どが、この有害物質の吸引が原因だと言われています。
火事の火が原因で人は死んでいないのです。。。

せめて、幼稚園、保育園、学校などの子どもたちが生活する施設、病院などの病気を治す施設においては、塩化ビニル製の壁紙ではなく、自然素材を使用してもらいたいと切に観じます。

少し、暗い話になりすみません。

でも、一人でも多くの方が気付いて行動すれば、大きな変化につながると信じています。
まずは、この鎌倉の地で呼吸する室内空間の完成に向けて気を抜かず頑張ります!

はこぶね建設として出来ることを、一つ一つ積み重ね、生命を優先し、自然の仕組みに適った調和を考え行動し、伝えていくことを引続き行っていきます!

空気を創る 世界が変わる。 空気を変える 暮らしも変わる。
はこぶね建設は、安心安全な空気を生み出す『住まい』を創造する会社です。